プロフィール写真を撮影するとき、イメージを上手に伝えるには


撮影前に事前にお伺いするのは、この写真を何に使うのか、その目的を訪ねます。そしてその次には、どんなご職業かをできる範囲でお伺いしています。

堅い仕事なのか、スーツでなくてはならないのか、それとも思いっきり笑顔の柔かい写真が欲しいのか。
そして、そのあとにお願いするのは、当日着る予定のお洋服、それからどんなイメージのお写真が好きなのか、です。

このイメージというのがみなさん困るようですが、検索サイトにプロフィール写真などと入れて画像を検索するとかなり出てくるのでその中から気に入ったものを見せていただくだけで結構です。または、弊社のサイトから好きなイメージの写真をいただくのでも十分伝わります。
もちろん、外人モデルの写真でも大丈夫です。

みなさん、写真の技術のことはもちろんご存知ないので、いろんなライティングのお写真だったりロケ写真とスタジオ写真が混ざっていたりするので、当日、実は何が一番大切なのかをお話しして再確認しています。そこはこちら、プロの仕事ですのでおまかせいただければと思っています。恥ずかしがらずに気持ちを伝えることが一番大切です。

女性はヘアメイクのイメージも大切

今までたくさんの方のプロフィール写真をお撮りした中で、失敗した!と終わってから後悔したことが数回ありますが、それは全てヘアメイクのイメージの作りかたの失敗でした。

女性はヘアメイクのイメージも大切

女性の方は、いつもしているメイクがありますので、いつものメイクを教えていただくべきだった、と後悔したことがあります。
いつものメイクは大人っぽいのに、とっても可愛らしく仕上げてしまったのでしょう、イメージが違いすぎると後で叱られました。また、もうお一方は、普段は外人さんのようにメイクが濃い目なのに、薄くナチュラルに仕上げてしまったようで、自分らしさを出して差し上げられなかった、自分の気になるパーツが綺麗に出ていなかったのだと思われます。何時ものメイクを確認しなかったばかりに、違うものができてしまった、それが一番残念に思います。

それを避けるためにも、いつものメイク、何時ものご自分の写真もお願いしています。それはどんな方向がお好きなのかを確認するためです。ですから、好きな写真のイメージは、場所とかでなく、好きなタレントさんの好きなショットかが入っていても構わないので、何枚か見せるとイメージが伝わりやすいと思います。更に言えば、自分の普段のメイクで、自分の好きな顔のスナップや、好きなヘアスタイルの写真をヘアメイクやディレクター、カメラマンに見せると更にいいと思います。

写真はトータルで完成するものです。
プロフィール写真では、背景の色とか、場所も大切ですが、実は好きな雰囲気、大人っぽいのか、ふんわり優しいのか、目線がないものなのか、静謐な感じなのか、それが伝わるとカメラマンも迷うことなく撮影ができると思います。

イメージを伝えたら、恥ずかしがらず堂々と演じて


イメージがモデルや女優だと、恥ずかしいと思われる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。カメラの前に立っているのだから、堂々と演じていただいて大丈夫です。プロフィール写真に照れや恥じらいは残念ですが何の役にも立ちません。にっこり笑う余裕、撮影を楽しむ気持ちでトライしてください。撮影が終わって帰られるときに、「楽しかった、やいつきになりそう」とおっしゃっていただけると本当に嬉しく思います。そんな撮影にするために、事前情報ははっきりと伝えましょう。